芸術とは爆発だ!彩虹眷村へ元気をもらいに行く!
これです、ここです、インスタグラムなどで話題の彩虹眷村(レインボービレッジ)。
周渝民主演の映画「愛你一萬年」のロケ地としてテレビや雑誌などでも取り上げられている有名地です。
行って来ましたよ~!
小さな村ではありますが村全体にイラストが描かれています!
ひとつひとつがとても細かくて、赤いエネルギッシュなアートに圧倒されます!
彩虹眷村はどういう村なの?
現在彩虹眷村と言われていますがもともとの村の名前「眷村」は軍人村でした。第2次世界大戦後、蒋介石率いる国民党軍が台湾に進駐し、統治を始めた際に60万人の外省人が台湾へ移住してきました。その外相人が暮らす住宅が必要となり、台湾各地に集合住宅を建設したわけなんですね。
都市の郊外に急ごしらえの簡素な建物がたくさんでき、村となりました。ですがその住宅、住む権利は外省人とその家族が持っていますが土地は国のもの。老朽化などで住人も減少し、治安が悪くったという理由で多くが取り壊されました。
そんな再開発の波がこの村にもやって来ました。
彩虹眷村が壊されちゃう!?
そんな中、この村に住む御年80歳だった黄じいさんは建物に色を塗っていきました。理由は「どうせ壊されるし、退屈だったから…。」
へ?!そんな理由で?!
退屈でここまで出来るっ?!
私だったら画用紙1枚分の絵を描くだけでヘトヘトだよ。
またこの絵のセンスがすごいのなんのって。
この猫、描いてるの絶対女子高生だと思うんだけど~!
センスが若いよ黄じいさん!
黄じいさんの頑張りで、彩りはあれよあれよと村中に広がって、今の色あざやかな彩虹眷村が出来上がりました。
廃村を防げ!みんなに守られた彩虹眷村
この眷村が取り壊されると決まってから、この村のファン達が立ち上がり「虹の村を救おう」と、ネットで呼びかけ、台中市の市長へ大量の嘆願書が届けられました。
芸術を愛する当時の台中市長であった胡志強さんは眷村を訪問。黄じいさんの描いた絵で色彩豊かになった眷村に感動し、ここを再開発計画から外して台中市の特徴ある公園として残す事になりました。
彩虹眷村へのアクセスは?
この「彩虹眷村」は台中市の成功嶺の東側、南屯区の長春エリアにあります。
高鉄台中駅から嶺東科学大学行きの617番のバスに乗ります。
私はこれの逆方向に乗って途中で気づきました。どちらも乗り場が一緒なので気をつけて下さいね。反対方向に乗ると梧棲へ行ってしまいますので戻るとき大変です。バスの運転手さんに「彩虹眷村」と書いたものを見せて確認しても良いと思います。バスに乗るときはGoogleマップなどで方向があっているか見ながら乗ると良いですね。
台中に来たなら一度は立ち寄りたいスポット
村自体はとっても小さく周りに観光するところもない。行くにもあまり本数のないバスを利用するのでちょっと不便。
ですが、行って良かった!大変楽しめました!
現在は90歳を過ぎている黄じいさん、村でお見かけしました。現在も絵を描き続けているそうですよ!
パワフルなアートからエネルギーをもらえました。
観光客もいっぱいで圧倒されちゃったりしますが、みなさん「観光客増えて良かったね~」といつの間にか彩虹眷村側に立って応援しているはず。
彩虹眷村の不思議な世界観、ぜひ足を運んで体験してみて下さい。
入り口にはこんな可愛いポスターも。
「マンゴーが落ちてくるから注意してね!」とのこと。マンゴーが落ちてくるってご褒美やん!
上を見上げると立派なマンゴーの木が生い茂っていました。
いつまでも残っててほしいな!
元気をもらえるエネルギッシュな村でした!
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