高雄にある三鳳宮は、台湾でも有名な道教の寺院です。高雄市内の鳳山区にあり、地元の信仰の中心地としてだけでなく、美しい建築様式と豪華な装飾で知られています。
高雄駅からはタクシーで10分くらいのところにあります。
柱や屋根に華麗な彫刻や色鮮やかな装飾が施されていて迫力があります。ちなみに三鳳宮には、玉皇大帝、文昌帝君、関聖帝君の3つの神様がいらっしゃいます。
そしてなんと言っても、三鳳宮の1番の特徴は屋根からかけられた沢山の赤く美しい提灯でしょう!
地元の方に愛されているだけでなく、海外からも沢山の人々が参拝・見学に来られていてます。
目の前に大きなツアーバスが停まって団体の参拝客が来たりと昼間はにぎやかな三鳳宮ですが、夜の姿はとっても静かで幻想的な姿になります。
お寺を自由に見学できる時間は朝5時から夜10時。私は提灯に火が灯った夜9時半頃に参拝しました。
お寺の係の方と数人の参拝客がいるだけでとっても静かでした。昼間と違いピリッとした空気さえ感じられます。
お寺の門をくぐって見上げた景色がこちらです。
暗い夜空に提灯がふわりと光り、お寺の中が真っ赤に染まっています。
それはお寺の神聖さを表しているかのようで、その迫力で一瞬言葉を失ってしました。
「とにかく先に神様にご挨拶しないと!」と我に返り、神様にまた台湾に来られたことのお礼と、見学させていただくことを伝えました。
お寺は3階建てで上にあがらせていただけます。
人が少ないから本当にし〜んと静まり返っています。
私も神様がゆっくり夜を過ごされる時間にキャッキャするわけにもいかん!ということで、
しずしずと無言で見学。
2階からの提灯を見下ろす眺めも美しいです。なんだか別の世界に来てしまったかのような錯覚さえ起こります。
美しい風景にうっとりして時間を忘れていましたが、そろそろお寺がしまってしまう時間。
慌てて出口に向かいました。帰りに階段を、下っている時気づいたのですが、至る所が綺麗にお掃除されていてピカピカな事に気づきました。階段の隅っこや、欄干など、閉館までに沢山の参拝客が来たはずなのにとっても綺麗。
日々丁寧にお手入れされれいるんだなぁ!三鳳宮が台湾の人々にとって大切な場所なんだと改めて感じました。また訪れる際には、敬意を持って見学させて頂きたいと思います。
三鳳宮は、台湾の文化や建築美を体験する絶好の場所です。高雄を訪れる際には、ぜひ三鳳宮を訪れて幻想的な世界を体感してみてはいかがでしょうか?