台湾産パイナップルが日本に大量輸入?
2021年2月、中国が台湾産パイナップルの輸入停止を台湾に通告しました。パイナップルの輸出先の90%以上を占める中国からの経済制裁でピンチに陥った台湾。行き場を失った台湾産パイナップルの買い手として日本もかって出ました。
「2021年3月の時点で日本の事業者が台湾産パイナップルを6000トン以上予約注文した」と報じられ、これは日本へ輸出する過去最高記録となったそうです。
「#台湾産パイナップルを食べよう」
SNS上でも支援の輪が広がって「#台湾産パイナップルを食べよう」というハッシュタグがついた投稿がたくさん流れてきました。
「スーパーで買えるのは、まだか、まだか!」と待ち望んで、私も毎日スーパーへ行き「台湾産パイナップルパトロール」をおこなっていました。
待ちに待った台湾産パイナップルに出会えた時はやっと会えたと言う喜びが湧き出てきました。
台湾パイナップルって美味しいの?
おいしいんです!!
台湾産パイナップルの特徴としては酸味が少なく上品な甘味を感じます。
そして、果肉の繊維は柔らかく果汁がぱんぱんに詰まっているんです。スが入っていることも少ないし、カットした表面はなめらか。
そして芯まで食べられるのが台湾産パイナップルの特徴でもあります。
この芯がポリポリとした食感で1番好きなんです。私は牛肉でいう希少部位だと思っています!
で、他国のパインとどっちが美味しいの?
国内産も台湾産以外のパイナップルは芯が硬く食べられないものがほとんどですが、台湾産パイナップルの芯の部分はポリポリとまた違う食感で美味しく食べられます。私にとってはここが1番のご馳走。
かといって他国や国内産パイナップルが美味しくないわけではありません。甘味や酸味が強いので味が濃く、パンチがきいています。比較的お手頃価格で買えることもありコスパ抜群です。台湾産と他国産、もしくは国内産、どれが美味しいというより、味の好みによりますね。
皮も剥きやすい台湾産パイナップル
皮を剥く時、フィリピン産や国内産のものは皮の凸凹が大きいので、皮をむく時にどうしても果肉側に入った凸している皮が邪魔になります。皮には口の中をピリピリさせる成分が入っているので気をつけたいところ。
しかし台湾産パイナップルにはその凹凸が少ないんです。だから皮をむくときに薄くむいても黒い皮がくっついてこないんです。台湾産パイナップルはむきやすさでも良いのではないかな。
あと、余談ですが、台湾産パイナップルは葉っぱの部分から短いのでゴミが捨てやすい。小さなことですがゴミが出にくいのはありがたいです。品種にもよると思いますが…。
さまざまな品種
台湾産パイナップルには様々な種類があります。バランスの取れた金賛パイン(台農17号)、酸味が強く、繊維質が粗い「土鳳梨」、ミルクのように白い果実の「牛奶鳳梨」、独特な香りでジューシーさが特徴の「香水鳳梨」、甘味の強い「甜蜜蜜」、リンゴの香りがする「蘋果鳳梨」スイカのように巨大な「西瓜鳳梨」甘さと酸味が濃くはっきりとした味わいの「黄金鳳梨」などまだまだあります。
日本に入ってくる台湾産パイナップルはまだまだ品種数が少ないです。いろんな種類のパイナップルが入ってくるようになれば良いなと思います。
今回は政治の駆け引きで日本に大量に入ってくるようになリましたが、毎年これくらい安定して入ってきてくれると嬉しいな。過去は毎年、めっちゃ探したからね台湾パイナップル。今年は何個食べられるかな!
皆さんも台湾産パイナップルを見つけたら食べてみてくださいね。
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