手作り花生酥と牛軋糖が日本で買える!
本場さながらの美味しい台湾朝食のお店「東京豆漿生活(五反田)」と台湾の伝統スイーツ豆花のお店「東京豆花工房(神田)」を営む東京豆花工房さんのオンラインショップが出来ましたー!
その名は「八寳菓」!八寶は直訳すると「八つの宝物」という意味になるのですが、東京豆花工房さんは日本人と台湾人がお互いを尊重し合い、力が大きく「八方」に拡がり、さらなる信頼の「宝」となることに願いを込めて名前を付けたそうです。
商品は手工花生酥と手工葱焼牛軋糖の2つ。これから商品数が増えていくのかも知れませんが、潔いですね。手工というのは「手作り」という意味です。
八寳菓さんのレトロなパッケージ
八寳菓さんの手工花生酥と手工葱焼牛軋糖が届いて箱を開けたところです。手工花生酥と手工葱焼牛軋糖がお行儀よく並んでいます。レトロなパッケージが良いですね。
中身はこのようになっています。
台湾では気軽に食べられるお菓子で一袋に大量に入っていることもしばしばあるので、こんなにお行儀よく入っていると、こちらも、かしこまっちゃいますね!高級感があります。手工花生酥は2重に紙に包まれていて、中の包みがまた丁寧に包まれているんです。大事に包んでもらったんだなとちょっと感動。
手工葱焼牛軋糖もちゃんと個包装されていますよ。
八寳菓の花生酥と牛軋糖
花生酥はピーナツバターを固めたような濃厚な味わいを楽しめる台湾郷土菓子。台湾は澎湖(ぽんふー)の名産菓子です。
牛軋糖はミルクヌガーなんですが八寶菓さんの牛軋糖は一筋縄ではいかない個性的な味わいでした!
八寶菓の花生酥は手作り。ザックリとした食感でひと口食べるとピーナツの香ばしさがお口の中に広がります。パリパリとした小さな飴の食感も楽しい。甘さも控えめでついつい手が伸びてしまいます。
かなり濃厚なので台湾緑茶などスッキリした香りや味のお茶と合いそうですね。
原材料はピーナッツ、ビートグラニュー糖(甜菜)、米飴、塩。とてもシンプル!素材の良さが伝わってくる味わいでした。
不思議な組み合わせ?手工葱焼牛軋糖
なかなかお目にかかれないのが手工葱焼牛軋糖。牛軋糖はミルクヌガーなのですが、商品名に「葱(ねぎ)」の文字が入っている通り八寶菓さんの牛軋糖はなんとネギが入っているのです。
甘いお菓子にネギ?!とびっくりしますよね。
私は以前、台湾離島の金門島でネギ入りの花生酥を食べたことがありました。その時は花生酥の甘さとネギの香りで「???」と脳が混乱した覚えがあります。
八寶果さんの牛軋糖はミルクとバターの香りがしっかり。そして香ばしいグラハムクラッカーの様な味がする、と思ったらやはり材料にクラッカーが入っていたのですね。食感が優しくて癒される味わい。そしてほのかに甘い。ネバネバしたヌガーでなく、ふんわりとした柔らかさです。ザラザラとしたクラッカーの舌触りもあり、クラッカーを食べているみたいだけどヌガー、といったなんとも不思議なお菓子です。
そして問題のネギですが、食べているときはミルクやバターの香りが濃いのでネギの存在感はあまり無いのです。しかしヌガーが溶けて食べ終わりそうな頃に突如ネギの香りが頭角を表して来ます。食べ終わるにつれてどんどん強くなるネギの香り。
でも、これが驚くほどめっちゃ美味しい。ネギとヌガーのフュージョンを確かめるべくもう一つ食べたくなります(笑)
ミルクの香りや甘味とネギの香りはアンバランスに思えますが、少し塩味も入っているので絶妙なバランスを保っています。ただ甘いだけだとネギとは合わないかもしれません。
初めてネギ入りの牛軋糖を食べましたが、一度食べるとネギがないと物足りなくなるかも!それくらいネギがアクセントになっていて美味しかったです。病みつきになるって、きっと、こういう事。
材料はマシュマロ、クラッカー、バター、スキムミルク、ねぎ、パプリカパウダー、塩。牛軋糖も花生酥と同じくシンプル。
手工花生酥も手工葱焼牛軋糖も、大量生産でなく手作りで大事に作られているんだなぁと感じる味わいでした。
決して華やかなお菓子では無いですが、台湾の素朴で滋味深い味が楽しめる手工花生酥と手工葱焼牛軋糖。大事に食べたくなるお菓子でした。
これからも美味しい台湾の味を手作りで届けて欲しいです。