じわじわ人気の花生酥!有名2社をくらべてみる
花生酥(ふぁしぇんす)
台湾の澎湖(ぽんふー)島の名産のお菓子「花生酥(ふぁしぇんす)」。ピーナツをすりつぶして固めたピーナツバターのような味わいのお菓子です。シンプルな味ながらひとつ食べだすと、ついついもうひとつ…とあと引く美味しさのお菓子です。
台湾のお土産にも喜ばれることが多く、日本人はもとより欧米人も大好きな味。ピーナツそのものなので、もちろんピーナツアレルギーの人は食べられませんが、私がこれまで差し上げたお土産の中でも、パイナップルケーキに匹敵する万人に喜ばれる台湾のお菓子だと思います。
正一食品と正義餅行の違い
台湾の澎湖島にはこの花生酥を作っている有名な菓子メーカーが2社あります。それぞれほんの少し硬さや味が違いますのでご紹介します。ちょっと袋の中身がなくなっちゃってるのはご愛嬌と言うことで許して下さい(笑)
表のパッケージですがやはりレトロさと言うか台湾らしい旅情を感じるパッケージは右の正義餅行ですよね。こちらの方がよく見るというか、若干有名な気がします。
しかし正一食品はパッケージに中身の写真がありますので、お土産などで知らない人がもらった場合は正一食品の方がなんとなく安心できますよね。
中身はどういう感じなのかといいますと、こんな感じです。
左が正一食品、右が正義餅行です。正一食品はアルミの個包装。花生酥は結構油分が酸化しやすいのでアルミ包装は嬉しいところです。賞味期限も少し長いです。バラマキ土産に良いですよね。
そして正義餅行はプラ紙で包んでひとつひとつ包まれています。正義餅行はほんとフォトジェニックで映えますね。ノスタルジック!お茶菓子に出されたら「おっ!」となりますよね。
肝心のお味はどうなんでしょう?
どちらもピーナツバターのような濃厚さがあるお菓子なのですが、2つ並べて食べ比べてみると明らかに味の違いがありました。
正一食品の方に塩味を感じました。塩味があることで甘さにまろやかさが加わるようです。正義餅行の花生酥では塩味は感じませんでした。塩味がない分スッキリとしたシンプルな甘さです。塩の違いからか正義餅行の方がほんのちょびっとですが甘く感じます。
ピーナツの煎り具合も違います。写真を見ると右の正一食品の方が色が濃くなっているのが分かります。食べてみても正一食品の方が濃く煎った香りがします。
澄んだ甘さの正義餅行と甘さにまろやかさのある正一食品。正義餅行の花生酥はピーナツが同じく濃厚だけれど甘さがスッキリとシンプルな味わいと、違いがあると感じました。
固さにも違いが
そして固さは正一食品の方がザックリとしていて、正義餅行はカチッと詰まっている感じで噛んでいても中に砕いたキャンディが入っているようなパリパリを感じます。どちらも甲乙つけられない美味しさですが好みが分かれるかも。
はっきり言って、どらちらも美味しいのです!でも食べ比べてみて分かったこの違い、結構大きく感じました。
日本にはないお菓子、花生酥は台湾で見つけたら“買い”です!自分の為にはもちろん、ばらまき土産にもぴったりです。澎湖の銘菓ですが、台湾本島でも購入できますよ!
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