台北から気軽に日帰り!猫空で楽しむ絶景と癒しのお茶時間

猫空 四爺

台北から少し足を延ばし、茶畑が広がる癒しの里、猫空(マオコン)へ行ってきました。
台北中心地から気軽に行ける猫空。観光地としてガイドブックにもよく乗っているので知っている方も多いと思うのですが、意外に行ったことあるという人は少ない気が…。

今回は、猫空の魅力とアクセス方法、そして私が訪れた素敵な茶芸館「四爺」についてご紹介したいと思います。

猫空ってどんなところ?台北の都会の喧騒を離れてリラックス

猫空は、台北市文山区に位置する、お茶の産地として有名なエリアです。

台北市内からMRTとロープウェイを乗り継いで気軽にアクセスできるにもかかわらず、豊かな自然と静寂が広がり、都会の喧騒を忘れさせてくれる隠れ家のような場所です。
特に、高台から望む台北市内の絶景や、夜景の美しさは格別で、多くの観光客や地元の人々に愛されています。

猫空

猫空というユニークな名前は、猫が遊ぶ場所という意味ではなく、現地の言葉で「水が穴を掘って流れる場所」という意味を持つ「貓空(バオコン)」が転じて「猫空(マオコン)」となったという説が有力です。この地で栽培されるお茶は、主に鉄観音茶や包種茶といった烏龍茶で、香り高くまろやかな味わいが特徴です。

台湾文化に触れる場所「茶藝館(茶芸館)」とは?

茶芸館とは、台湾でお茶を専門に提供するお店のことです。単にお茶を飲むだけでなく、美しい茶器を使ってお茶を淹れる作法「茶芸」を体験したり、お茶に合うお菓子や軽食、そしてお茶を使った料理などを楽しむことができます。

茶芸館もお店によって雰囲気は様々で、観光客でも気軽に立ち寄れるカフェのようなお店から、本格的な茶芸をじっくりと体験できる老舗まで、様々なスタイルがあります。台湾の文化を深く感じられる場所であり、地元の人々の憩いの場としても親しまれています。猫空には特に多くの茶芸館が点在しており、それぞれに趣向を凝らした空間やメニューが用意されています。

猫空への行き方:ロープウェイ運休でも心配なし!

猫空 四爺

猫空への主なアクセス方法は、MRT動物園駅と猫空を結ぶ「猫空ロープウェイ」です。しかし、私が行った日はあいにくロープウェイが運休日でした。週末は混んでいると聞いていたので、ロープウェイの運休日だからか、想像以上に人がほとんどおらず、少し拍子抜けするほどでした。

ロープウェイが運休していて乗り場で諦めて帰る人たちを何組も見たのですが、ご安心ください!ロープウェイが運休していても、猫空へはバスで行くことができます。

MRT動物園駅から猫空行きのバスが出ていますので、ロープウェイの運休を理由に諦めるのはもったいないです。私もバスを利用して猫空までたどり着くことができました。しかしバスは山をぐるぐると回って上に上がっていくので車酔いしやすい方は注意が必要かもしれません。

あともうひとつ、注意点があります。ロープウェイの運休に合わせて茶芸館もお休みのところが多いので、事前に営業状況を確認しておくことをおすすめします。私は運良く開いているお店を見つけることができましたが、事前の情報収集はやはり重要だと改めて感じました。

癒しの空間「四爺」で味わう絶品お茶料理

猫空 四爺

猫空には数多くの茶芸館がありますが、今回私が訪れたのは「四爺」という茶芸館です。
四爺は、その豪華で特徴的な内装も魅力の一つ。

一歩足を踏み入れると、まるで別世界に迷い込んだかのような、空間が広がっています。
伝統的な要素とモダンなデザインが融合した店内は、訪れる人々を非日常へと誘い、お茶の時間を一層特別なものにしてくれます。

猫空 四爺

入口からは想像できない内装~!ロープウェイ、バス停からすぐのところにあります!
黄色い看板が目印ですよ!

猫空 四爺

座席は基本個室になっていました。今回私が通されたお部屋は台北101ビルが見えました(小さく!)。お座敷になっていたので靴を脱いでゆっくりできました。

窓の外が良く見え開放的、時間がゆ~っくりと流れているようで、うっかりすると時を忘れて何時間でも居座ってしまいそうになります。

その日は他にお客さんを見かけることがなくとっても静かでした。ロープウェイの運休日に加え、午前中に少し雨が降っていたからかもしれません。

猫空 四爺

今回、私は名物の「鉄観音茶鶏湯」というお鍋をいただきました。
これが本当に絶品!
鶏肉が入ったスープなのですが、お茶の葉とともに煮込まれていてお肉はホロホロと柔らかく、一口スープを飲むと、お茶のさっぱりとした香りが口いっぱいに広がります。そして、鶏肉から染み出た濃厚なダシが溶け合い、うまみがたっぷり。

猫空 四爺

お茶の爽やかさと鶏のコクが見事に調和していて、いくらでも食べられそうな飽きのこない味わいでした。お茶を使った料理というと、味が薄かったり、お茶の味が強すぎたりするイメージがあるかもしれませんが、四爺の鉄観音茶鶏湯は、まさに絶妙なバランスで、お茶の新たな魅力を発見させてくれました。

猫空 四爺

もちろん、美味しいお茶もいただきました。が、鶏湯が美味しくてそのインパクトに肝心のお茶の存在が薄くなってあまり覚えていないという…。おいおい茶芸館やって!今回注文したのはお茶を気軽に楽しむポットスタイルだったのでちょっと影が薄くなってしまいました。

再ブームの猫空で、新たな発見を!

猫空 四爺

猫空は、最近若い世代に再び人気が高まっていると聞きます。以前は、年配の方がゆっくりと過ごす場所というイメージがありましたが、おしゃれなカフェや新しいスタイルの茶芸館も増え、幅広い層の人々が訪れるようになっています。

週末は混雑が予想されますが、私のようにロープウェイの運休日を狙って行ってみるのも一つの手かもしれません。ロープウェイが運休していても、バスという選択肢があることを知っていれば、猫空への訪問は諦める必要はありません。

台北の喧騒から離れて、豊かな自然の中で美味しいお茶と料理を味わい、心身ともにリフレッシュしたい方には、猫空は本当におすすめの場所です。ぜひ、次回の台湾旅行の際には、猫空を訪れてみてください。きっと、あなただけの特別な癒しの時間が見つかるはずです。

追記
猫空で半日ほどゆったりと過ごした後は、バスで20分ほどの場所にある「深坑」に立ち寄るプランもおすすめです。豆腐料理で有名な深坑老街で食べ歩きを楽しむのも良きです!夕方から赤い提灯がともる深坑の街並みはノスタルジックでとても素敵なので、ぜひセットで観光してみてくださ~い!

「四爺」へのアクセス
住所: 台北市指南路三段38巷16号-2
MRT「動物園」駅から棕15バスで約30分。
・「貓空纜車站」バス停下車、徒歩1分
ミニマムチャージ: 200元 サービス料: 10%

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