台湾新竹に来たら行くべき!新竹都城隍廟と名物料理が食べられる「柳屋」

久々の渡航先に選んだのは台湾の新竹。台北と台中の中間付近にあります。
台湾新幹線(高鐵)で30ほ分どで到着するので、台北から日帰り旅行も可能です。

今回なぜ新竹を選んだのかというと、3年ぶりの台湾は情緒あふれるローカルな地域で暮らすように過ごしたいと思ったからなんです。台北はちょっと都会すぎ…と思っている方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

近年、特に台北の東エリアは新しい洒落たお店が増えて、古き良き台湾に触れたい!思う方には少し都会的すぎるように思います。もちろん都会的な台湾もエネルギーにあふれていて見どころも満載なので、その時々の気分で洒落たエリアにするか、情緒あふれるエリアに行くか、と選択できるのが台湾のいいところです。

ということで今回は台北からほんのちょっと南下しリーズナブルなローカルグルメと町歩きが楽しめる新竹にいくことにしました。
実は新竹、「食の砂漠」なんて称されることがあって、特色ある料理が少ないと言われてきました。
しかし、新竹の人は「一番好きな美味しい店は人に教えない」という都市伝説(?)もあるので、「よし、私が検証してやろうじゃないか!」という気持ちもありたくさん食べ歩いてきましたよ!

新竹ってどんなところ?

新竹は人口約45万人が住む中都市で、台湾の重要な産業であるハイテク半導体などのIT企業が集まっていて「台湾のシリコンバレー」と言われていますが、そのイメージに反してまわりに豊かな自然が多いのも特徴です。

新竹は「風が吹く街」としても有名で、その風を利用して作るビーフン(米粉)は大変美味しいと評判です。日本でもたまに見かける輸入のビーフンは新竹のものが多いです。

新竹駅
1913(大正2)年に建てられた台湾最古の現役の駅舎「新竹駅」

新竹来たら必ず行くべき屋台街「新竹都城隍廟」

屋台街と書いてしまいましたが城隍廟は台湾道教のお寺です。1748年に完成したこちらの廟は壮麗な建物で、現在三級古跡にも指定されています。
こちらにいらっしゃる神々はとっても個性的。顔が半分づつ白と黒で別れている、陰陽の神「陰陽司公」や舌を出していて善悪を判断し賞罰を行う神様「大爺(謝将軍)」「二爺(范将軍)」鬼の形をし魂を陰の世界に送り込む「金将軍」「銀将軍」、送られてきた魂を待ち受ける「牛将軍」「馬将軍」。たくさんの神様が祀られています。

そしてこの廟を参拝しに来た人をもてなすように、この城隍廟のまわりには新竹のグルメを堪能できるお店がひしめいています。

城隍廟のまわりでぐるっとビデオを回してみました。

新竹名物が全てここにある!城隍廟のまん前「柳屋」

廟の中庭に面したお店「柳屋」さん。廟を見ながら食事ができるという贅沢!

赤と白の看板が目印

柳屋さんはメニューが豊富で新竹の名物料理を、このお店だけで制覇できるのではないでしょうか。
地元の人に人気のお店でいつもお客さんがいっぱい。お店の人も忙しそうです。

上の看板横に並んでいるメニュー表を見て口頭で注文をしなければならないので、中国語が話せないと少々難易度が高いですが、スマホでメニューの画像を撮影してお店の人に見せながら指差し、という手も使えると思います。

席数も多め、だけどいつもお客さんでいっぱい!

ご紹介が遅くなりましたが、新竹名物といえばまずはビーフン(米粉)とつみれスープ(貢丸湯)!

早速注文してみました。

新竹
ビーフンがお椀からはみ出ているのはご愛嬌♪

細くて歯ごたえのあるビーフンが旨味のあるスープを吸ってプリプリに。これ、おかわりしたかったくらい旨味がありました。

貢丸湯は魚のつみれスープです。すんごい弾力で噛んだ口が弾き返されそう(笑)
大げさに言っているようですが、これ食べた方ならわかっていただける表現かと。スーパーボールかと思った。硬いわけではなくあくまで弾力です。澄んだスープがさっぱりとして散らしたセロリとの相性が抜群です。

焢肉飯

まだまだ食べたい私は豚のばら肉がごはんの上に豪快にのった「焢肉飯」も注文しました。
とろとろに煮込まれたお肉にお出汁が染みたご飯。最高です。台湾料理でよくあるスパイス八角は控えめ。ゼラチン状になるまで煮込まれた豚の皮目が美味しい!

油豆腐

お豆腐を揚た「油豆腐」はふわふわ豆腐に醤油ベースの出汁が絡んで美味!

そうそう、新竹はその名の通り、タケノコも名物!あっさりと上品なお出汁で食べるタケノコは甘い香りがして副菜にちょうど良かったです。

どの料理も小さなお椀で出されるので色々食べられますよ!とはいってもお椀に盛々で来ますが、ひとりでも2~3品行けるんではないでしょうか。

新竹都城隍廟には美味しそうなお店がたくさんありすぎて、どこに入ろうか本当に迷ってしまいます。新竹の名物料理を一通り食べたい場合、こちらの柳屋さんはめっちゃおすすめです!

他にもお店に行ってきたのでまた別の記事で紹介したいと思いますが、「新竹が食の砂漠」ってのは間違い!入りたいお店がありすぎて困りましたし、屋台でもたくさん買って食べ歩きしましたがどれもレベルが高かった!私の感想としては「あれ?他の地域に劣るどころか勝る美食の街じゃね?」でした。

まだまだ食べたいものが多すぎて食べ切れていないので、美味しいもの目当てに、また近々新竹に来ることになるでしょう。

今回は新竹に行ったら必ず行ってほしい、「新竹都城隍廟」と美味しい料理屋さん「柳屋」を紹介しました。
新竹ではこの他に、観光客にはまだあまり知られていないエネルギッシュな夜市「竹東沿河街夜市」や台湾原住民タイヤル族の集落「司馬庫斯(スマクス)」に行ってきました。また時を改め紹介したいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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